2023/11/16 18:00
入浴のメリット
入浴による健康へのメリットは大きく分けて3つあります。
①浮力
お湯に肩まで浸かると、浮力によって体重が普段の10分の1程度になります。
そのため、体重を支えている筋肉や関節を休ませることができ
体全体の緊張がほぐれます。
②水圧
普段、立ちっぱなしや座りっぱなしなど
同じ姿勢で過ごすことが多いと足がむくみやすくなります。
お湯の中で体に水圧がかかると
静脈(心臓に戻る血液を運ぶ血管)にも圧力がかかり
血行が促進されます。
その結果、むくみの解消に役立ちます。
③温熱
入浴による最大のメリットは温熱の作用です。
お湯に浸かると体が温まり、血管が拡がって血の巡りがよくなります。
それにより、全身の隅々まで酸素や栄養分が運ばれます。
また、血の巡りがよくなると
体に溜まっていた疲労物質や老廃物の回収が促進されます。
ほかにも、筋肉や靭帯のこりによる痛みは、温まることで緊張がほぐれ、軽減します。
お風呂の適温とおすすめの入浴時間
体を温め、血行をよくするためには
体の内側の温度(深部体温)を0.5~1℃あげる必要があります。
私たちの深部体温は37℃程度なので、
それより少し高い40℃のお湯に浸かることで深部体温をあげることができます。
深部体温と同じくらいの温度のぬるま湯だと体温をあげることができません。
一方で、お湯が熱すぎると心身を緊張させる交感神経が活性化してしまい
リラックスできません。
時間は10分程度で十分です。
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